創業新聞
ベビーピュア社長渡邉さんが夕刊フジの取材を受けた
来源:日本新华侨报  发布时间:2009/12/18 23:25:492012-10-24
 

ベビーピュア社長の渡邉は、今年9月JR品川駅港南口近くに「健康中華庵 青蓮」品川インターシティ店を、地下鉄神保町駅前に神保町店を開業、都心部への出店ペースを加速させている。渡邉に会ったのは、2005年に開店した「青蓮」大崎東口店だったが、東京では天王洲アイル、豊洲、有明にも出店している。

「来年は横浜のMM21地区をはじめ、日本橋にも出店する計画です」

渡邉は、「普段着で味わう高級ホテルの品質」をコンセプトに、化学調味料不使用の「青蓮」を立ち上げた。同社の最大の強みは、中国本土で最高ランクの特一級調理師資格を持つ許建華を総料理長(東戸塚店料理長)に迎えていることだ。許は07年9月、女優の仲間由紀恵が出演するTBS番組「ヤレデキ」に「世界チャンピオン」として出場、才能の一端をかいま見せた。

「食は文化であり、料理は人間です。よい店にはよい料理人がいて、料理人の“気”が入ったよい料理を出します。しかし、いま日本人は非日常の本物の料理を楽しむ余裕をなくしています」

渡邉は、現在、フードビジネス業界に、燎原の火のように広がっている低価格戦争の流れに異議を唱える。だが、一方では時代の変化に対応、低価格の新日常化メニューの投入に踏み切った。レバニラ炒め472円、マーボー茄子504円、回鍋肉504円、手作り水餃子399円などだ。

「非日常の健康でヘルシーな中華料理を提供するのが本道ですが、餃子、ラーメン、チャーハンなどの日常食は大手チェーン店並みに安く提供、一部化学調味料を使ってコストを下げてもよいだろうというのが、新日常化メニューの狙いです」

渡邉は、「青蓮」全店で12月から約20品のメニューに、低価格メニューを導入、「攻めの経営」を打ち出す。日常の低価格メニューで訪れた客が、「おいしい」「安かった」といって、やがて非日常の本格派の中華料理を味わってくれればよいと考えたからだ。

渡邉は03年に妻と2人3脚で始めた「青蓮」が、年商10億円、従業員170人を抱える企業に急成長してきたことに、今更ながら深い感慨を覚えるのだった。(ジャーナリスト?中村芳平)

渡邉が家族6人と日本に“引き揚げ”て来たのは、終戦後46年目の1991年3月のことだった。渡邉家は福建省の家を売却して飛行機代を工面、横浜で家賃12万円の家を借りた。カネを使い果たし、家族6人は翌日から仕事を探し、働きに出た。

「私は横浜中華街に行き『謝甜記』という店で洗い場募集を見て、働かせて欲しいと、中国語で交渉。その日から働かせてもらいました。時給800円でした」

渡邉家は家族6人で力を合わせ、資金を作り、翌92年には横浜日吉で中華料理店を始めた。20坪30席。渡邉の父と姉が中心になって経営した。渡邉が日本語学校で日本語を学習、93年に慶大に入学するのも、父と姉が資金を工面してくれたからだ。

渡邉が日本人のことを知るのは、武田薬品に勤め、仙台でMR(医薬情報担当者)として、開業医や勤務医を相手に営業を経験した時だ。

「半年で7000万円の売上を上げたことがありますが、学術的な話の好きな先生であれば、それに合わせた話を、カラオケが好きな先生であればそれに合わせる…。先生方に合わせないと薬は売れないという、営業の原点を学びました」

渡邉はこの時代、一流料理店にもたびたび出入りし、中華料理のおいしさ、奥深さを知った。渡邉は、02年末に7年近く勤めた武田薬品を辞めた。

退職を惜しんだ上司や同僚は、渡邉の独立を応援した。渡邉が武田薬品を辞めた時の年収は850万円だったが、当時2店舗あった父の店に入った時は、時給850円。妻がショックで1週間ほど寝込むほどだった。

渡邉は退職金やボーナスなどで1900万円の資金があったが、1000万円で中古マンションを購入、残りの900万円と親から借りた100万円で、同社を設立。父から引き継いだ2店舗の中華料理店などを担保に7000万円を投資、JR横須賀線東戸塚駅西口の東急ストアの2階に、「化学調味料不使用 健康中華庵 青蓮」(120席)を開店。客単価3000円~4000円の店を大ヒットさせた。それは91年に中国から“引き揚げ”てきた、渡邉家の苦労が報われた時でもあった。

渡邉の座右の銘は「事在人為」(なせばなる、なさねばならぬ)だ。横浜中華街出身のホープとして、新しい中華料理チェーンを創り出すだろう。

■わたなべとしゆき 1971年1月29日生まれ。中国福建省出身。広州中医薬大学薬学部中退。91年残留日本人孤児の母を含む家族6人で、横浜市に移住。横浜中華街でアルバイト。97年慶大商学部卒業。武田薬品工業入社。医薬国際本部を経て、仙台営業所でMRとして営業を2年半経験。同本部に戻りタイ武田、台湾武田の経営管理担当。02年末中華料理店2店舗継承のため武田薬品退職。03年5月同社設立。10月、7000万円かけて健康中華庵「青蓮」東戸塚店開業、繁盛店に。現在、横浜、川崎、品川など直営14店舗、FC1店舗のチェーン店に。10年5~10店舗開店目標へ。本社?横浜市。売上高10億円、従業員170人。

【客を呼ぶ!フードビジネス最前線】ベビーピュア社長渡邉敏行さん(上)

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-column/news/20091124/ecc0911241630000-n2.htm

【客を呼ぶ!フードビジネス最前線】ベビーピュア社長渡邉敏行さん(下)

http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-column/news/20091125/ecc0911251610000-n2.htm

 
   
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